まな先生解説
こころ質問
すい要点整理
結論:素ダボを減らす全体の流れは「記録→診断→1点だけ直す」
3ステップの具体的な中身
- 記録する:総打数・パット数・ペナルティ打数・グリーンを外した方向、の4つを書く(後半で専用フォーマットを用意しました)
- 診断する:ペナルティ0でダボ以上だったホールを丸で囲み、4ルートに仕分ける
- 1点だけ直す:最も多かったルートの「最優先で直す1点」だけを次の2週間の練習テーマにする
なぜ「ダボ以上を減らす」が最優先なのか
そもそも素ダボとは?「素ダボ 意味」を正確に押さえる

素ダボと素トリの違い
素ダボの内訳は打数の組み合わせで決まる
| 内訳 | ショット数 | パット数 | どこで落としたか |
|---|---|---|---|
| 2オン4パット | 2 | 4 | パッティングで2打 |
| 3オン3パット | 3 | 3 | 寄せとパットで1打ずつ |
| 4オン2パット | 4 | 2 | グリーンに乗るまでで2打 |
| 5オン1パット | 5 | 1 | 乗るまでで3打、パットで1打取り返し |
補足
パー3なら5打、パー5なら7打が素ダボです。パー3はティーショットが乗らない時点でボギー以上が濃厚になるため、グリーンを外す方向の選択が特に重要になります。
始める前の準備|「素ダボ特定スコアカード」を用意する
記入する4列
- 総打数:そのホールの打数
- パット数:グリーン上で打った回数(カラーからのパターは含めない、と決めておくと迷いません)
- ペナルティ打数:OB・池・アンプレヤブルで加算された罰打の数
- グリーンを外した方向:手前/奥/左/右。ピンに近い側(ショートサイド)に外したら★を付ける
ラウンド後の集計は3ステップで固定
- STEP1:③ペナルティが0で、かつダボ以上のホールだけ丸で囲む(=これが素ダボ)
- STEP2:丸を付けたホールを仕分ける。②パット数が3以上→パッティング系、①−②(=ショット数)が4以上→ショット系、④に★→グリーン周り往復型
- STEP3:最も多かったルートを次章の診断表に当て、練習メニューを1つだけ決める
記入済みサンプル(HCP18想定・素ダボ4ホール)
| H | パー | 総打数 | パット | 罰打 | 外した方向 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3 | 4 | 6 | 4 | 0 | 乗った | 素ダボ/2オン4パット型 |
| 7 | 4 | 6 | 2 | 0 | 手前 | 素ダボ/4オン2パット型 |
| 11 | 3 | 5 | 2 | 0 | 左★ | 素ダボ/グリーン周り往復型 |
| 14 | 5 | 7 | 3 | 0 | 奥 | 素ダボ/3オン3パット型(パー5は4オン3パット) |
| 16 | 4 | 6 | 2 | 1 | 右 | 罰打ダボ(素ダボではない・対象外) |
注意
記録の初回は「直そう」としないでください。直しながら測ると、いつもの自分のパターンが記録に出ません。最初の1ラウンドは測定に専念するのがコツです。
手順を順番に詳しく解説|素ダボ3ルート診断表で処方を決める
素ダボ4ルート診断表
| ルート | (a)典型シーン | (b)スコアカードでの見分け方 | (c)根拠データ | (d)1R推定発生数 |
|---|---|---|---|---|
| ①2オン4パット型 | グリーンには乗るが、ファーストパットが大オーバー→返しも外す | パット数4以上 | 3パット率:HCP11-15で14.51%、HCP15超で19.58%(Arccos Golf、2017) | 0〜1回 |
| ②3オン3パット型 | ボギーオンはするが寄らず、そこから3パット | パット数3かつショット数3 | 寄せワン成功率:HCP15で34%、HCP20で31%(Shot Scope/MyGolfSpy) | 1〜2回 |
| ③4オン2パット型 | 2打目が乗らず、3打目のアプローチもダフリ/トップ | ショット数(総打数−パット数)が4以上 | 残り100yからのグリーンヒット率:HCP15で49%、HCP20で42%、HCP25で36%(Shot Scope) | 2〜4回 |
| ④グリーン周り往復型 | ショートサイドに外し、寄せが行ったり来たり | 外した方向に★ | 「80%のゴルファーがショートサイドに外している」(Shot Scopeデータ/Practical Golf) | 1〜2回 |
| ルート | (e)最優先で直す1点 | (f)練習配分の目安 |
|---|---|---|
| ①2オン4パット型 | ファーストパットを1.8m以内に残す距離感練習(入れにいかない) | パター6:アプローチ2:ショット2 |
| ②3オン3パット型 | ピンではなくグリーン中央4〜5m圏を狙う | アプローチ5:パター3:ショット2 |
| ③4オン2パット型 | 2打目をグリーン手前50〜80yに置く刻み距離の固定化 | ショット5:アプローチ3:パター2 |
| ④グリーン周り往復型 | ピンの反対サイドに外す方向設定を先に決める | アプローチ5:ショット3:パター2 |
①のカギは「入れる」ではなく「1.8m以内に残す」
③は残り100ヤードの成功率が現実を教えてくれる
つまずきやすいポイントと対処法|「3パット 減らす」より効く場所がある
素ダボ期待値シミュレーター(パー4・18ホール想定)
素ダボ発生数/R =(ボギーオン成功ホール数 × 3パット率)+(4オン以上ホール数 × 1.0)
- パーオン率23%=4.1ホール(Shot Scope)
- 残り13.9ホールのうち、ボギーオン成功を約8ホール、4オン以上を約6ホールと想定
- 3パット率14.51%(Arccos Golf、2017)
| シナリオ | 内容 | 素ダボ数 | 改善幅 |
|---|---|---|---|
| 基準 | HCP15の実測値 | 約7.2回 | — |
| A | 3パット率を14.51%→9.44% | 約6.8回 | 約0.4打 |
| B | 4オン以上を6→4ホール | 約5.2回 | 2打 |
自分の数字で再現する
| 入力欄 | 自分の値 | 取り方 |
|---|---|---|
| パーオン数 | ___ ホール | 規定打数−2でグリーンに乗ったホール数 |
| 1R合計パット数 | ___ 打 | 記録フォーマットの②の合計 |
| 4オン以上の回数 | ___ 回 | ショット数が4以上だったホール数 |
もう1つのつまずき:パーオンを前提にしてしまう
注意
「パーオンして2パットでパー」という理想像を基準に組み立てると、14ホール分の現実とズレます。ボギーオン+2パットのボギーを標準形に置き換えると、判断が一気に楽になります。
効率化・応用のコツ|「ボギーオン」を標準形にする組み立て方
コツ1:2打目の置きどころを距離で固定する
コツ2:ピンではなくグリーン中央を狙う
コツ3:練習メニューに落とし込む
| ルート | 練習場(1回50〜80球) | インドア/自宅 | パター練習 |
|---|---|---|---|
| ①2オン4パット型 | 10球のみ、方向確認 | — | 5m・10m・15mの距離感打ち分け各10球 |
| ②3オン3パット型 | 30〜50yのアプローチ30球 | 素振りでリズム固定 | 1.5mを連続10本入るまで |
| ③4オン2パット型 | 50y・80y・100yを各20球(距離の固定化) | ハーフショット確認 | 2mを10球 |
| ④グリーン周り往復型 | 「必ずピンを越す」寄せ20球 | ライ別の打ち分け素振り | 返しの1mを20球 |
コツ4:条件が悪い日は基準を1段下げる
- 速いグリーン/砲台グリーン:ファーストパットの目標を1.8m圏から2m圏に緩め、必ずカップの手前側から攻める
- 雨天:転がりが止まるため、アプローチもパットも強めが基本。刻み距離は10y短めに設定
- 冬場の枯れ芝:ダフリが出やすいので、ロブ系をやめて転がすアプローチ一択にする
- レディースティー/シニアティー:飛距離の前提が変わるため、刻み距離の固定値を50〜80yから30〜60yに調整する
注意点・リスク|「ゴルフ ダボ 減らす」で失敗しがちなこと
複数の要素を同時に直さない
記録そのものがプレーを乱さないようにする
ルール面の確認(2026年の更新)
注意
練習量を増やせば減る、という発想にも注意が必要です。方向が合っていない練習は、増やすほど遠回りになります。まずは1ラウンド記録して、診断してからにしましょう。
具体例・ケーススタディ|HCP18のAさんが2打縮めるまで
記録したラウンドの中身
- 総スコア:97
- パーオン:3ホール
- 合計パット数:34
- 罰打:2打(OB1回)
- ダボ以上:7ホール(うち罰打ありが2ホール)
仕分け結果
| ルート | 該当ホール数 | 主な中身 |
|---|---|---|
| ①2オン4パット型 | 1 | 15mのファーストパットが3mオーバー |
| ②3オン3パット型 | 1 | 寄せが5mに残り3パット |
| ③4オン2パット型 | 2 | 残り150yを狙って手前バンカー→出して乗らず |
| ④グリーン周り往復型 | 1 | ピン左に外し、往復で2打 |




