まな先生解説
こころ質問
すい要点整理
- ボールを左足かかと線上に置き、右肩を下げた「アッパー気味の構え」を作る
- 出球の方向と曲がり方から、自分のミスのタイプを見分ける
- タイプに合ったドリルを1つだけ、3回の練習で徹底する
結論:まず直すべきは「ボール位置」と「ティーの高さ」
今日から変える3つのセットアップ
- ボール位置:左足かかとの延長線上。左脇の下に来るイメージです
- ティーの高さ:構えたヘッドの上端から、ボールの直径半分(約2cm)が出る高さ
- 体の傾き:右肩を左肩より2〜3cm下げ、背骨をわずかに右に傾ける(ビハインド・ザ・ボール)
スタンス幅と手の位置
注意
ドライバーでアイアンと同じようにハンドファーストに構えると、ロフトが立ちすぎて球が上がらず、フェースが開きやすくなります。ドライバーだけは「ハンドファーストにしない」と覚えてください。
なぜドライバーだけ曲がるのか?主な原因を深掘り

原因1:フェースが開いて当たっている
原因2:軌道が外から内(アウトサイドイン)
原因3:ダウンブローに打っている
補足
ドライバーは「アッパー気味(打ち出し角が高くスピンが少ない)」に打つほど飛距離効率が上がります。一般的なヘッドスピード40m/s前後のアマチュアの場合、打ち出し角13〜16度・バックスピン2,200〜2,700回転あたりが飛距離の出やすいゾーンとされています(各弾道計測メーカーの公表する最適弾道の目安による)。
自分のミスはどれ?原因別の見分け方
弾道タイプ別の原因早見表
| 出球の方向 | その後の曲がり | 弾道名 | 主な原因 | 最優先の対策 |
|---|---|---|---|---|
| 左 | 右に大きく曲がる | プルスライス | 軌道が外→内、フェース開き | 軌道をインサイドに直す |
| まっすぐ | 右に曲がる | スライス | フェースが開いている | グリップをストロング寄りに |
| 右 | さらに右 | プッシュスライス | フェース大きく開き | フェース管理+手首の使い方 |
| 右 | 左に戻る | ドロー(良い球) | ほぼ正解 | 現状維持 |
| 左 | さらに左 | フック/チーピン | フェース閉じすぎ・振り遅れ戻し | グリップを弱く、体の回転を止めない |
| 高く上がって失速 | ほぼ真上 | 吹け上がり | スピン過多・ダウンブロー | ティーを高く、ボールを左へ |
| 転がる/低い | ー | トップ | 上体の上下動・ボール位置右寄り | 頭の高さを保つ |
フェースの向きを確認する簡単なテスト
軌道を確認する2本のスティック
具体的な解決方法:タイプ別のドリル
スライスを直す:3ステップ手順
- グリップを直す(10球):左手のナックルが2〜2.5個見えるまで右に回す。右手は下から添える。この状態で腰から腰の小さいスイングを10球
- 右足を引く(15球):右足を1足分後ろに引いたクローズスタンスで打つ。自然にインサイドから下りるようになる
- 通常スタンスに戻す(25球):ステップ2の「内側から下りる感覚」を残したまま、スタンスだけ元に戻す
アッパー軌道を作る:ティー2本ドリル
フック・チーピンを直す:左サイドを止めないドリル
当たらない・空振りを直す:ハーフスイングから積み上げる
| 段階 | 振り幅 | 目安の本数 | クリア条件 |
|---|---|---|---|
| 1 | 腰から腰 | 10球 | 8球以上が前に飛ぶ |
| 2 | 肩から肩 | 15球 | 7球以上が芯付近 |
| 3 | フルスイングの8割 | 20球 | 6球以上がフェアウェイ幅 |
注意
ドリル中に飛距離を測るのはやめてください。飛距離を意識した瞬間に力みが戻り、直しかけた軌道が元に戻ります。飛距離は正しい打ち方が身についた結果としてついてきます。
ケース別の対処:状況が変われば打ち方も変わる
風が強い日のドライバー
狭いホール・OBが怖いとき
朝イチのティーショット
予防・再発防止のコツ:崩れを最小にする習慣
記録すべき3項目
- ボール位置:左足かかとから何cm内側か(例:かかと線上、または5cm内側)
- グリップ:左手のナックルが何個見えるか(例:2個)
- ティーの高さ:使っているティーの種類と刺す深さ(例:8cmティーを2cm挿す)
練習の前に必ずやる30秒ルーティン
動画は「正面」ではなく「後方」から撮る
補足
クラブ自体が合っていない可能性もあります。ヘッドスピードに対してシャフトが硬すぎると、フェースが returnしきらずスライスが出やすくなります。3か月直らないなら、ゴルフショップの計測(多くの店舗で無料〜数千円)で一度確認する価値があります。
専門家・公的情報の見解:何を信じるべきか
用具のルールは公的機関が定めている
用具規則では、クラブヘッドの体積は460立方センチメートル(許容誤差10立方センチメートル)を超えてはならないと定められています。(R&A/USGA ゴルフ規則 用具規則より)
弾道の物理は「フェース優先」で共有されている
レッスンを受ける価値
やってはいけないNG対応
NG1:スライスを「振り遅れ」だと決めつけて強く振る
NG2:左を向いて打ち続ける
NG3:一度に複数の修正を入れる
NG4:スイング動画を見すぎる
注意
クラブを買い替える前に、必ず原因の特定を済ませてください。フェースが開いて当たっている状態では、どんな高性能ドライバーに替えてもスライスします。用具は原因を特定したあとの最後の1手です。




