アンプレヤブルの処置は3+1択|打数計算で選ぶ初心者向け判断ガイド

ゴルフ初心者がアンプレヤブルで迷わないよう、1罰打の3つの処置とバンカー外への2罰打の救済を比較表と判断チャートで整理。2023年規則の後方線上ドロップ、木の上やバンカーでの選び方、何打目になるかの数え方も分かります。

アンプレヤブルの処置は3+1択|打数計算で選ぶ初心者向け判断ガイド
まな先生解説
こころ質問
すい要点整理

アンプレヤブルの処置はどう進める?全体の流れ

  1. 球がペナルティーエリア(赤・黄の杭や線の内側)の外にあるかを確かめる
  2. 自分の球かどうかを確かめる
  3. 救済方法を選ぶ(1罰打の3つから。バンカー内なら2罰打の方法も選べる)
  4. 膝の高さからドロップし、救済エリアに止まったら打つ
  5. スコアに罰打を1打(バンカーの外に出したときは2打)足す
方法罰打基準の地点救済エリアホールに近づける?元の球の位置が必要?別のコースエリアに出られる?落とし穴
打ち直し(19.2a)1前に打った場所前の箇所から1クラブレングス(ティーショットならティーイングエリア内)近づけない不要出られない(前と同じエリア)それまでに進んだ距離がなくなる
後方線上(19.2b)1ホールと球を結んだ線の後方線上にドロップし、最初に触れた地点から全方向1クラブレングス元の球より近づけない必要出られる旧ルールの「基点方式」でドロップすると誤り
ラテラル(19.2c)1元の球の箇所(木の上なら真下の地面)基点から2クラブレングス基点より近づけない必要出られるドロップ先がバンカーになることも
バンカー外(19.3b)2ホールと球を結んだ線の後方バンカーの外の線上で、最初に触れた地点から1クラブレングス元の球より近づけない必要バンカーの外に出る罰打が2打になる
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アンプレヤブル(アンプレアブル)とは?使える場所と使えない場所

アンプレヤブル(アンプレアブル)とは?使える場所と使えない場所

決めるのはプレーヤー本人だけ

ペナルティーエリアでは使えない(規則17で処置)

エリアの種類選べる救済(1罰打)
イエロー(黄)ストロークと距離/後方線上
レッド(赤)上の2つ+ラテラル(2クラブレングス)
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注意

似た救済でも、基点を間違えて違う場所から打つと「誤所からのプレー」になります。ストロークプレーでは2罰打です。先に「球はエリアの中か外か」を確かめてから、基点を決めましょう。

紛失球との違い

始める前の準備:クラブレングスとドロップの基本

  • クラブレングス:パターを除いて、バッグの中で一番長いクラブの長さです。多くの人はドライバーになります。
  • ドロップ:膝の高さから、真っすぐ落とします。投げたり、回転をかけたりしてはいけません。
  • 使う球:元の球でも、別の球でもかまいません(規則14.3a)。木の上から取れない球でも、自分の球だと確認できれば、別の球で救済を受けられます。
  • やり直し:救済エリアの外に止まったら、もう一度ドロップします。2回目も外に止まったら、2回目に球が最初に触れた場所に置きます(規則14.3c)。
補足

図つきの公式解説は、日本ゴルフ協会のゴルフ規則オフィシャルガイド(2023年1月施行)で確認できます。

アンプレヤブルの処置手順:4つの方法を順番に解説

① 打ち直し(ストロークと距離・規則19.2a)

  1. 直前のショットを打った場所を確かめる
  2. その場所から1クラブレングス以内で、ホールに近づかないところにドロップする
  3. 1罰打を足して打つ

② アンプレヤブル 後方線上の救済(規則19.2b)

  1. ホールと元の球を結んだ線を、球の後ろへ伸ばして考える
  2. その線の上で、打ちやすい場所を選ぶ(後ろなら距離の制限はない)
  3. 線の上に直接ドロップする
  4. 球が最初に地面に触れた地点から1クラブレングス以内に止まればOK。どの方向でもよいが、元の球よりホールに近づかないこと
注意

ネット上には、2019年の「基点を決めて1クラブレングス」という説明が残っている記事もあります。いまの規則は2023年1月施行版なので、線上に直接ドロップしてください。

③ ラテラル救済(2クラブレングス・規則19.2c)

  1. 元の球がある場所を基点にする(木の上なら真下の地面)
  2. 基点から2クラブレングス以内で、基点よりホールに近づかない範囲を決める
  3. その範囲にドロップし、範囲の中に止まればOK

④ アンプレヤブル バンカー内なら2罰打で外にも出せる(規則19.3)

つまずきやすいポイントと対処法

木の上のボールはゴルフルールでどう扱う?

注意

球を取ろうとして木に登ったり揺すったりすると、ケガのもとです。自分の球だと確認できれば、取らずに別の球でドロップできます。

ラテラル救済で別のコースエリアに入る

元の球の位置が分からないとき

状況打ち直し後方線上ラテラル
球が見つかり、自分の球だと確認できた○○○
球が見つからない・確認できない○(紛失球として)××
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効率化・応用のコツ:ライ別の判断チャート

  1. 球はペナルティーエリア(赤・黄)の中にある?
  • はい → 規則17で処置する(アンプレヤブルは使えない)。そのまま打てば罰なし
  • いいえ → 2へ
  1. 自分の球だと確認できる?
  • いいえ → 紛失球。使えるのはストロークと距離(1罰打)だけ
  • はい → 3へ
  1. 球はバンカーの中にある?
  • はい → 4つから選ぶ:バンカー内の後方線上(1打)/バンカー内のラテラル(1打)/打ち直し(1打)/バンカー外の後方線上(2打)。あごが高く、出せる自信がないなら外に出すのも候補
  • いいえ → 4へ
  1. 球は木の上にある?
  • はい → 真下の地面を基点にラテラル(1打)。真下が茂みなら、後方線上や打ち直しも考える
  • いいえ → 5へ
  1. 2クラブレングス以内に打てるライがある?
  • ある → ラテラル(1打)。ホールに近づかないこと、バンカーに入らないことに注意
  • ない → 6へ
  1. 後方線上に、障害物のない場所がある?
  • ある → 後方線上(1打)。線上に直接ドロップする
  • ない → 打ち直し(1打)。前に打った場所に戻る

後方線上は「得意な距離」まで下がれる

林の中では「出す方向」も確認する

注意点・リスク:誤所や規則の取り違えに気をつける

  • 誤所からのプレー:救済エリアの外から打つと2罰打です(規則14.7)。大きく有利になるような重大な違反は、訂正しないと失格になることもあります。
  • ペナルティーエリアとの取り違え:池の中の球には規則19は使えません。
  • ローカルルール:ドロップゾーンなど、コース独自の救済が決められていることがあります。スコアカードやクラブハウスの掲示を確認しましょう。
  • ケガ:木の根元や岩の近くから無理に打つと、手首やクラブを痛めることがあります。
  • プレーの遅れ:迷う時間が長いと、後ろの組を待たせてしまいます。
注意

公式競技のストロークプレーで処置に迷ったときは、規則20.1c(3)により、2つの球でプレーを続けられる場合があります。そのときは、スコアを提出する前に必ず委員会に報告してください。

具体例:アンプレヤブルの打数は何打目?ケース別の計算

アンプレヤブルの打数の数え方

  • 1打目が打てない場所に止まった → 1+1+1=3打目
  • 2打目がバンカーに入り、2罰打で外に出した → 2+2+1=5打目

ケース別の打数比較表

ケースそのまま打つラテラル後方線上打ち直しバンカー外(2罰打)
ティーショットが木の根元2打目3打目3打目3打目(ティーから)—
2打目がバンカーのあご下3打目4打目(バンカー内)4打目(バンカー内)4打目(2打目の場所から)5打目(バンカーの外)
3打目が林の中4打目5打目5打目5打目—
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そのまま打つのと救済、どちらが得?

  • 成功:そのまま打った1打で、普通のショットと同じくらい前に進む
  • 失敗:球はほとんど動かず、結局1罰打の救済を受ける
  • 救済する:n+1(罰打)+1=n+2
  • そのまま打つ:p×(n+1)+(1−p)×(n+3)=n+3−2p

バンカーのあご下なら「出せる確率」で選ぶ

補足

この計算には、2回続けて失敗するケースやOBになるケースは入れていません。実際のリスクは計算より大きくなりやすいので、迷ったときは救済を選ぶほうが打数は崩れにくいです。

まとめ:アンプレヤブルは打数とライで比べて選ぶ

よくある質問

アンプレヤブルの罰打は何打ですか?

OBとアンプレヤブルの打ち直しは同じですか?

グリーンやティーイングエリアでもアンプレヤブルにできますか?

後方線上の救済は、どこまで下がってもいいですか?

木の上の球が自分のものか分かりません

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