まな先生解説
こころ質問
すい要点整理
| 基準 | 目安 | 30秒でできる確認方法 |
|---|---|---|
| 左手のかぶせ具合 | こぶし2〜2.5個見える | 構えて真上から左手の甲を見る |
| 握るタイプ | フィンガーグリップ | グリップが指の付け根の斜め線に乗っている |
| 握る強さ | 10段階で4〜5 | 素振りしてもずれない最小の力 |
結論|ゴルフのグリップの握り方は「3つの基準」に合わせるだけ
- 左手のかぶせ具合:アドレスで左手を上から見たとき、こぶし(ナックル)が2〜2.5個見える「ややストロング〜スクエア」
- 握り方のタイプ:手のひらの真ん中ではなく、指の付け根で握る「フィンガーグリップ」
- 握る強さ(握圧):10段階で4〜5。クラブが落ちない範囲で、できるだけ柔らかく
連結法(左右の手のつなぎ方)は手の大きさで選ぶ
| 連結法 | 特徴 | 向いている人 | 握力への負担 |
|---|---|---|---|
| オーバーラッピング | 右手の小指を左手の人差し指の上にのせる。最も一般的 | 手が普通〜大きめの多くの人 | 中 |
| インターロッキング | 右手の小指と左手の人差し指を絡める | 手が小さい・指が短い・握力が弱い人 | 小(外れにくい) |
| ベースボール(テンフィンガー) | 10本すべてで握る | 握力が弱い人、シニア・女性・子ども | 最小 |
30秒セルフチェック|自分の握りのクセを診断する

- 左手のこぶしが2〜2.5個見える
- 左右の親指と人差し指の「V字」が右肩〜右耳を指している
- グリップが左手の指の付け根の斜めの線に乗っている(手のひらの真ん中を横切っていない)
- 素振りをしてもグリップがずれない最小の力で握れている
- 10球打っても前腕がパンパンに張らない
| こぶしの見え方 | 出やすいミス | 主な原因 | 向かうべき方向 |
|---|---|---|---|
| 1個以下(ウィーク) | スライス・右プッシュ・飛ばない | フェースが開いて当たる | こぶし2〜2.5個の「ややストロング」へ |
| 2〜2.5個(スクエア) | 安定しやすい基準形 | バランスが取れている | 握圧と再現性を磨く |
| 3個以上(かぶせすぎ) | 引っかけ・フック・チーピン | フェースが返りすぎる | こぶし2.5個まで戻す |
補足
スライスとフックの両方が日によって出る人は、握圧が安定していないケースが多いです。かぶせ具合より先に「握る強さの一定化」を優先すると、ばらつきが落ち着きます。
なぜ握り方でミスが出るのか|代表的な4つの原因
注意
「強く握れば飛ぶ・曲がらない」は誤解です。強い握りは手首の動きを止め、飛距離もスコアも下げます。力みはミスの最大要因と考えてください。
ゴルフのグリップの握り方3ステップ|基準形を作る手順
ステップ1:左手をフィンガーグリップで作る
- クラブを地面と水平に持ち上げ、左手を開く
- グリップを、人差し指の第二関節から小指の付け根へ向かう「斜めの線」に乗せる(ここがフィンガーの肝です)
- 小指・薬指・中指の3本でやさしく握り込む
- 最後に親指をグリップの真上やや右に添える
- 上から見てこぶしが2〜2.5個見えるか確認する
ステップ2:右手を添える
- 右手のひらの「ライフライン(手のひらの溝)」を、左手の親指にかぶせるように合わせる
- 右手も指の付け根で握る(パームにしない)
- 連結法(オーバーラッピングなど)で左右をつなぐ
- 右手の親指と人差し指のV字が右肩を指すか確認する
ステップ3:握圧を整える
- いったん10段階の「8」くらいで強く握る
- 少しずつ力を抜き、クラブの重みを感じられる「4〜5」まで落とす
- 素振りしてもグリップがずれない最小の力を探す
症状別の直し方|スライス・フック・飛距離不足
| 症状 | 主な原因 | 直す順番 | 変更幅の目安 |
|---|---|---|---|
| スライス | フェースが開く | ①ストロング化 ②握圧をゆるめる | こぶし半個分/握圧1〜2段階 |
| フック・引っかけ | フェースが返りすぎ | ①スクエアへ戻す ②右手の脱力 | こぶし半個分 |
| 当たるのに飛ばない | 握りすぎ・パーム | ①握圧を4へ ②フィンガー再確認 | 握圧1〜3段階 |
ケース1:スライス(右に大きく曲がる)が止まらない
- 左手をこぶし2.5〜3個見える「ストロング」方向へ半個分かぶせる
- 握圧を1〜2段階ゆるめ、手首が返りやすい状態にする
- 右手のV字も右肩の外側へ少し動かす
ケース2:フック・引っかけ(左に飛ぶ)が出る
- 左手のこぶしを2個見えるくらいまで「半個分戻す」
- 右手で握り込みすぎていないか確認し、右手の力を抜く
- それでも止まらなければV字を少しあご寄りに戻す
ケース3:当たっているのに飛距離が出ない
- 握圧を4まで下げ、手首の自由度を取り戻す
- フィンガーグリップになっているか再確認する(パームは飛ばない)
- 左手3本でしっかり、親指・人差し指はゆるめる
注意
一度に複数を変えると、何が効いたか分からなくなります。1ラウンド(または1練習)につき変更は1点だけ。検証できる形で進めるのが上達のセオリーです。
再発防止|直した握りを定着させる5つの習慣
- 構えるたびに必ず一度握り直す(毎回こぶしの数を目視確認。ノールック禁止)
- 練習の最初の10球は「握りチェック専用」と決め、フォームではなく握りだけを見る
- グリップは年1回、または40〜50ラウンドを目安に交換する(すり減ったグリップは無意識に握力を強めます)
- 雨や汗の季節は滑り対策をする(滑る不安が握りすぎを生みます)
- スマホで手元を真上から撮り、こぶしの数とV字を月1回チェックする
やってはいけないNG対応5つ
- 力いっぱい握る:最大のNGです。手首が固まり、飛距離も方向性も悪化します
- 一度に複数の要素を変える:かぶせ具合・握圧・連結法を同時に変えると、効果が検証できず迷子になります
- こぶしを一気に2個分動かす:極端なストロング化はフックを招きます。調整は「半個分ずつ」が鉄則です
- グリップを何年も交換しない:すり減ったグリップは無意識に握力を強め、力みの原因になります
- 痛みを我慢して握り続ける:手首や親指の付け根の痛みは、握りが合っていないサインです。痛みが続く場合は医療の専門家に相談してください
注意
「プロと同じ握りをそのまま真似る」のも要注意です。手の大きさ・握力・体格が違えば最適な握りも変わります。プロの形は参考にしつつ、必ず自分の球筋で検証してください。
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